わずか15分

ここ数日だけで、車内にいた子供が熱中症になり、亡くなるというニュースを2件も耳にした。
車内にいて熱中症で死亡・・・というと小さい乳幼児の事故というイメージが強いけど、先日は小学校4年生の男の子も同じように車内の熱中症で亡くなったそうで・・・。
小さな子の場合、チャイルドシートに乗せられている可能性も高いし、自分で車のカギを開けて外に出るなんて芸当はできない。
でも、小学校4年生の子なら、自分でロックを解除して車の外に出るということもできたはず。
しかもこの子は車のカギを渡されていたそうで・・・。
でも実際は、男の子はロックされた車内の中でぐったりしているところを発見されたらしい。
なぜそうなってしまったのかと言うと、エアコンが停まった車内では、わずか15分で熱中症指数が危険レベルに達してしまうからなのだそう。
当時、男の子は車内で食事中だったようなので、おそらく15分くらいはその場に居続けたはず。
もしかしたら、あれおかしいな・・・と思った時点で、すでに体が動かなくなっていたのかもしれない。
なので「ちょっとだけ」というのは本当に危険なのだなと。
小さな子の場合、一緒につれて歩くと大変なことも多いので、眠っているならその間に・・・と思ってしまう人も多いんだろうけれど、ちょっとの手間を惜しんだばかりに取り返しがつかないことになる可能性があるのだから、やっぱり何歳になっても子供だけを車内に置き去りにしないことが大事だと思う。