みんな元気な人だった

今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」

 

私は現在30代後半だけれど、すでに父方・母方の祖父母ともにいません。
特に母方の祖父は私が中学生の頃に早々に亡くなってしまい・・・。
4人いる祖父母の中で一番頑強な体をしていて、日曜大工もお手のもの。シニアになってからもあちこちのお店でアルバイトとして働いていたし、家の隣にあった結構な敷地の畑も祖母と二人でしっかり管理していた。
病気になんてなりそうもないし、実際、私が記憶している中では風邪で寝込んだとか、病気で伏せっているとか、そんな話は聞かなかった気がする。
それなのに、ある日突然、あっと言う間に亡くなってしまって・・・。
心臓の病気だったようなのだけど、その時はあまり詳細も聞かされず。
そして今に至るまで、くわしく聞いたことがない。
一番健康的で、長生きしそうだったおじいちゃんが・・・と当時はかなり衝撃を受け、その時のショックから未だに詳しいことも聞きにくいのだと思う。
それから数年。他の祖父母は比較的健康で、みんな長生きするものと思っていた。
実際、3人とも80歳以上生きていたし・・・。
だから早世というわけじゃないんだけど、でももっともっと長生きするだろうと漠然と思っていたんだよね・・・。
ところが今度は母方の祖母の容態が悪くなってしまい。そして何の因果か、同時期に父方の祖母の方も体の具合を悪くしてしまった。
当時、私はすでに結婚していて、2歳の長男がいた上に第二子を妊娠中。
それでも双方の祖母のもとに駆けつけ、孫の顔も見せ、元気になってねと声をかけた。
でもその願いも叶わず・・・まず母方の祖母が亡くなり、次いで父方の方も・・・。
それから数ヶ月も経たないうちに、父方の祖父も後を追うように亡くなってしまった。
なので母方の祖父以外、たった数ヶ月の間に3人の祖父母を立て続けに亡くしたことになる。
人は亡くなると身近な人を連れて行く・・・なんて話もあるみたいだけど、この時ばかりはそれも本当かもしれないと思った。
両方の祖父母ともに地方住みのせいか、片方は農業を営んでいたし、片方は野菜を作って売りに行ったりして、とにかく晩年までずっと働き通しだった覚えがある。
それでも亡くなる時はあっと言う間で・・・4人とも私のことをかわいがってくれたのに、結局何も恩返しできないままだったと思うと、今でもすごく後悔している。